イヤイヤ期、一体いつまで続くんだろう・・・。
イライラして子供に怒ってしまって、後悔している・・・。
こんなことを思ったことはありませんか?
私も息子が2歳の時、終わらないイヤイヤ攻撃に途方に暮れていました。
「ママだってやだよ!イヤイヤ!!」と言って子供と一緒に号泣したこともありました。
どうすれば、イライラせずに対処ができるのでしょうか?
この記事では、イヤイヤ期に効果的な対処法を9つご紹介します!
この記事はこんな人にオススメ!
- イヤイヤ期がいつまで続くのか知りたい人
- イヤイヤ期の子供の相手に疲れている人
- 子供にイライラしたくないと思っている人
イヤイヤ期はいつからいつまで?
イヤイヤ期は一般的に、早くて1歳半頃から始まり、4歳頃には終わると言われています。
もちろん個人差がありますし、イヤイヤ期がなかったと感じる方もいらっしゃいます。
また、イヤイヤ期の時期については、親の捉え方によっても変わってきます。
年齢ごとに見ていきましょう。
1歳:イヤイヤ期の始まる気配がする
1歳頃になると、自分で歩けるようになり、できることが増えてきます。
1歳半頃になると、自分の思うようにできなくて、泣いたり物を投げたりするようになります。
例えば、
- 物を持ちたいのに上手に持てなくて号泣
- 段差に登りたいのに登れなくて号泣
- あっちに行きたいのに連れ戻されて号泣
- 自転車を触りたいのに他人のだからダメと遠ざけられて号泣
こういった自己主張を、イヤイヤ期の始まりと捉える方も多いのではないでしょうか。
もちろん、これくらいならまだイヤイヤ期じゃないでしょ〜と捉える方もいると思います。
捉え方によって、始まりの時期は前後してきます。
2歳:イヤイヤ期のピーク
2歳頃になると、好奇心がさらに旺盛になり、自分でやりたいことも増えてきます。
しかし、自分の気持ちを上手に言葉にできないので、泣いたり暴れたり行動で伝えるしかありません。
思うようにいかず、ママやパパには理解してもらえず、激しい場合には癇癪を起こしたりします。
親からすると、何に怒っているか分からず、ひたすら号泣する姿に心が痛みます。
また、宥めようと抱っこしても暴れる、蹴られる、噛まれる、など身体にも痛みが発生します。
心身ともに辛く、イヤイヤ期とはこういうことかと実感する方も多いのではないでしょうか。
3歳:イヤイヤ期の終わる気配がする
3歳頃になると、徐々に自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってきます。
あれとってー
あれって何?
かきかき するやつ
ああ、ペンね。はいどーぞ
といったように、やり取りで要望がわかるようになるので、子供も親もストレスが減ってきます。
また、ルールを守るということも学んでくる時期なので
- 5時になったら家に帰ろうね
- 晩ごはん全部食べたら、デザート食べられるよ
- 他の人の自転車は触らないよ
といった社会のルールや我が家のルールなどを理解して、行動してくれるようになってきます。
やり取りがスムーズになるにつれて、イヤイヤ期の終わりを感じるのではないでしょうか。
イヤイヤ期とはを簡単にまとめると?
イヤイヤ期とは
- やりたいことがある
- 言葉で伝えられない
- 上手にできない
という状況によって、子供にも親にもストレスがかかっている時期と捉えることができるでしょう。
なるべく子供のストレスを減らしてあげたいですよね。
子供のストレスが減ることで、癇癪が減り、親のストレスも軽減することができます。
では、一体どうやって対処すればいいのでしょうか?
イヤイヤ期の対処法9選
今回は、私の息子にやってみて効果的だったイヤイヤ期の対処法9選をご紹介します!
もちろん、お子さんによっては、あまり効果がないものもあるかもしれません。
色々と試してみて、自分のお子さんが気に入るものを探して見てください!
対処法1:やりたいようにやらせる
イヤイヤ期の子供は、やりたいことができないと号泣します。
やりたいことは、なるべくやりたいようにやらせてあげることがオススメです。
もちろん、車道に飛び出したり、ガスコンロを触ったり、危ないことは止めなければいけません。
しかし、親の工夫で「やったらダメなこと」は減らすことができます。
例えば、我が家では下記のようにして、手の届くところは好きにしていいよ、という環境を作りました。
- (NG)ゴミ箱をひっくり返してゴミを漁る → ゴミ箱を高いところに置く
- (NG)引き出しの文房具を出して使う → 文房具は扉付きのクローゼットにしまう
- (NG)コンロを触る → キッチンの入り口に柵を設置する
また、
- 服は汚してなんぼ!お砂場でも泥でも好きなだけどうぞ!
- ご飯こぼしてもいいよ。最後に拭けばいいさー
といったように、汚れなどに対する自分の許容範囲を広げるというのも効果的です。
対処法2:気持ちを代弁して共感する
イヤイヤ期と言われる頃は、子供はまだ自分の気持ちを言葉で伝えることができません。
子供を観察して、親の想像力をフル稼働させ、気持ちを代弁してあげましょう。
例えば、スプーンを持ってご飯を食べていたのに、突然怒り始めてスプーンを投げ飛ばしたとします。
うまく掬えなくて悲しかったの?そうだよね、自分でやりたかったよね。
もういっかやってみる?ママが食べさせる?
など、子供のやりたかったことや興味を想像して代弁し、その気持ちに共感することが大切です。
その後に、親の要望や提案を伝えると、すんなりと理解してくれることが増えるでしょう。
さらにオススメは、親の要望を伝えた後に、再度子供の気持ちに共感することです。
例えば、車道に飛び出そうとしてママに止められて大号泣したとします。
車が気になったの?近くで見たかったよね。かっこいいもんね。
でも危ないから、車道は出ないよ
車かっこいいよねー。今度消防車見に行こうか
このように、共感でサンドイッチすることで、子供の満足度が増します。
対処法3:頑張りを認める
イヤイヤ期の子供は、自分がやりたいことをなんとかやろう、なんとか伝えようと頑張っています。
その頑張りを認めてあげることが大切です。
「好き勝手するし、号泣するし、困る!」
と思うよりも
「頑張って自分でやろうとしてる。チャレンジして、うまくできなくて、悔し泣きしている」
と思った方が、優しくできる気がしませんか?
子供は小さい体で一生懸命、頑張っています。
ぜひ、その頑張りを認めてあげましょう。
「頑張ってるね!ナイスチャレンジ!」
と直接言葉で応援してあげるのもオススメです。
対処法4:選択肢を用意して選んでもらう
イヤイヤ期の子供は、自分でやりたいという気持ちを強く持っています。
選択肢を用意して、自分で決めた!という気持ちにしてあげましょう。
ただし、選択肢を用意しすぎると決めるのが難しくなります。
選択肢は2個から選ぶくらいがちょうどいいでしょう。
例えば、服を着替えたくない!嫌だ!といっている子供には
「こっちの服と、こっちの服、どっちにする?」
と選択肢を与えてあげましょう。
さっきまで着る着ないの話をしていたのに、どっちの服を着るかという話にすり替わります。
また、帰りたくない!まだ遊ぶ!という子供には
「あと3分で帰る?5分にする?」
と具体的に、時間を決めてもらうのもオススメです。
決めた時間でタイマーをかけて鳴らすと、スムーズに帰ってくれたりします。
選択肢を用意して、小さなことでもいいので、自分で決めた!を増やしてあげましょう!
対処法5:必須事項は習慣化する
生活をする上で、どうしても外せない必須事項は、習慣化することがオススメです。
具体的には、オムツ替えやご飯、お風呂、歯磨きなどです。
習慣化しておくと、当然やることと認識されて抵抗を受けにくくなります。
習慣化するためには、場所や時間、流れを決めておくことがポイントです。
- トイレの近くでオムツを替える
- 7時になったらお風呂に入る
- お風呂から出たら洗面所で歯磨きをする
といったように、毎回同じようにすることで、だんだんと習慣化されていきます。
対処法6:始まり終わりの合図を決める
イヤイヤ期の子供は、やりたいことがたくさんあって、集中が続きません。
ご飯を食べていても、おもちゃのことが気になって、椅子から立ってしまったりします。
その対策として、始まりと終わりの合図を決めておくことがオススメです。
例えば、
- 椅子に座っていただきますの歌を歌う(ご飯の始まりの合図)
- 手を合わせて「ごちそうさま」をしたらおしまい(終わりの合図)
- 椅子から立って遊び始めたら、お皿を下げる(終わりの合図)
といったように、合図を決めておき、徹底してみましょう。
椅子から立って遊び始めると、お皿を下げられてご飯がもう食べられない!
ということがわかってくると、だんだん歩き回らなくなります。
対処法7:楽しい雰囲気を作る
イヤイヤ期の子供に、親の思い通りに動いてもらうことは、とても難しいことです。
ついつい、「早くして!」や「これはダメ!」など、厳しい言い方をしてしまったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、子供は厳しいことを言わ続けると、萎縮してしまい、チャレンジしなくなっていきます。
将来、いろんなことにチャレンジして、人生を楽しんで欲しいですよね。
チャレンジを応援する意味も込めて、ぜひ楽しい雰囲気を作ってあげてください。
見たて遊びや、歌などを上手に取り入れていけるといいですね。
楽しい雰囲気にするのが難しい!と思う方は、笑顔を頑張ってみるというだけでもいいでしょう!
子供は親が笑顔というだけでも、安心し嬉しいものです。
対処法8:気をそらす
うまくいかなかったり、嫌なことがあった時に、泣き続ける子供を見るのは辛いですよね。
そんな時は、子供の気をそらしてみるのもオススメです。
「あ!!これはなんだ!?」といって、一点を指差し、じっと見つめてみてください。
すると、子供も何事かと思って、近寄ってきます。
近寄ってきたら「すごいよー、ありさん歩いてる」と、見つけたものについて話してみてください。
話す内容は、ほんの些細なことでも、なんでもいいです。
一度注意が違うことに向けば、気持ちを切り替えることができます。
きっと泣き止んでくれるでしょう。
対処法9:実況する
どんな対策をしても、泣き止まない、ずっと怒っていることも正直あります。
うつ手がなくなったら、放置するのではなく、ぜひ実況してみてください。
「〇〇ちゃんが泣いています。嫌なことがあったのでしょうか!?」
「おーっと、靴下を掴んで投げました!遠くに飛んでいきましたねー」
などなど、目の前で起きていることを、そのまま言葉にするだけで大丈夫です。
実況することで、親としてではなく、第三者目線で冷静に子供を見ることができます。
子供と一緒になって泣いたり怒りたくなったりした時は、ぜひ一度実況してみてください。
イヤイヤ期に本当に耐えられなくなったら
イヤイヤ期の対処法を紹介してきましたが、それでもうまくいかないことはあると思います。
本当に辛くて、耐えられなくなったら、遠慮なく周囲に助けを求めましょう!
相談先は、下記のようにいろいろあります。
- ママ友、パパ友
- 自治体の相談窓口
- 保健センター
- 児童相談所
- 子育てホットライン「ママさん110番」
保育園等で実施されいてる、一時預かりに預かってもらうもの、一つの手段です。
「預けるなんて可哀想」など言われたり、思ったりするかもしれません。
しかし、子供から少し離れて、リフレッシュし、その後笑顔で過ごせる方が、結果としていい場合もあります。
一人で抱え込まずに、まずは相談してみてください!
まとめ
今回の記事では、イヤイヤ期の効果的な対処法を9つご紹介しました!
小さなことでも大丈夫です、できそうなところから始めてみてください!
イヤイヤ期、先が見えないと疲れてきますよね。
でも、いつか終わりは来ます。
イヤイヤ言っていた頃が懐かしく、むしろ愛しく思えるようになります。
今だけの可愛い時期だと思って、乗り切っていきましょう!
全ての人が、笑顔で過ごせる毎日になりますように。
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