イヤイヤ期の子供の歯磨き、どう対策していますか?
押さえつけて無理やりやっているけど、いつも大泣き。
周りに虐待だと思われていないか、心配・・・。
こんなことを思ったことはありませんか?
大丈夫!虐待ではありません!!
子供の歯を大切に思っているからこその行動です!
とはいえ、できれば可愛い我が子を押さえつけたくないですよね。
どうすれば子供に嫌がられずに歯磨きができるのでしょうか?
この記事では、イヤイヤ期の歯磨き対策について詳しく考えていきます。
イヤイヤ期の歯磨き対策のポイントは「習慣化」
![イヤイヤ期の歯磨き対策のポイントは習慣化](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo15-800x534.jpg)
私も1歳半頃からイヤイヤ期が始まった息子の歯磨きに、悩んでいました。
押さえつけて歯磨きをして、大号泣されたこともありました。
ネットで調べ、試行錯誤してたどり着いた結論は、歯磨きは習慣化するしかない!でした。
この記事では、イヤイヤ期の歯磨きを楽にするために、歯磨きを習慣化するポイントを7つご紹介します!
とはいえ、そんなにすぐ習慣化できないよ。習慣化するまでが辛いよ。
という方に向けて、年齢ごとに効果のあった具体的な対策も併せてご紹介します!
この記事はこんな人にオススメ!
- イヤイヤ期の歯磨きに悩んでいる人
- イヤイヤ期の歯磨きのコツを知りたい人
- 歯磨きを習慣化させたい人
歯磨きの習慣化がなぜ大事なのか?
![歯磨きの習慣化がなぜ大事なのか?](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo1-2-800x534.jpg)
イヤイヤ期は「自分でやってみたい!」という気持ちが現れる時期です。
あれもこれも自分で決めたいし、自分でやってみたいのです。
親に決められたことを、無理やりやらされるのが、イヤなのです。
具体的にいうと、突然親から「歯磨きするよ」と勝手に決められる。
洗面所に抱っこで連れて行かれて、寝ころばせられて、歯ブラシを口に突っ込まれる。
親に歯をゴシゴシされる。
子供からしたら、イヤでたまらないのです。
子供は、自分で歯磨きをすることを決めて、洗面所に行き、歯ブラシを口に入れたいのです。
そのためには、毎日やっているから当たり前のように自分からやる、という状況を作る必要があります。
つまり、習慣化です。
では、歯磨きを習慣化するポイントを見ていきましょう。
歯磨きを習慣化する7つのポイント
![歯磨きを習慣化する7つのポイント](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo3-1-800x534.jpg)
歯磨きを習慣化するためには、毎日同じ状況を作ることが大切です。
以下のポイントを押さえて、毎日同じ状況を作っていきましょう。
1:歯磨きのタイミングを決める
歯磨きのタイミングを決めておき、毎日同じタイミングで歯磨きすることが大切です。
具体的には、お風呂から出て服を着たら、歯磨きをするというように、流れを決めましょう。
8時になったら歯磨きをする、というように時間で決めても大丈夫です。
ただ、時間で決めると、予定があってずれたりする可能性が高いので、流れで決めておく方がオススメです。
2:歯磨きの場所を決める
歯磨きをする場所を決めておくことも大切です。
イヤイヤ期になると、歯磨きを嫌がって逃げ回り、追いかけてリビングでするということもあるでしょう。
しかし、いろんな場所で歯磨きをしてしまうと、なかなか習慣化がしづらくなります。
洗面所ですると決めたら、抱っこで洗面所まで連れてきてでも、同じ場所ですることをオススメします。
3:磨く歯の順番を決める
磨く歯の順番も決めておき、その通りに磨くと、より良いです。
そこまでしなくても、と思う方もいると思います。
しかし、毎日同じことが起きている方が、子どもは安心します。
昨日は上の歯からだったのに、今日は下の歯からという風になると、「思っていたのと違う!」と子どもが号泣する可能性もあります。
ぜひ磨く歯の順番まで決めてみてください。
4:仕上げ磨きは短時間で行う
仕上げ磨きは、子供にとっては自分の思い通りにならない時間です。
なるべく仕上げ磨きの時間は短くしてあげましょう。
そのためにも、歯の磨く順番を決めておくと、迷わずできるのでオススメです。
5:痛い場所に歯ブラシを当てない
上唇の内側と、歯茎をつなぐスジは、歯ブラシが当たると痛く感じる部分です。
歯ブラシを持っていない方の手で、保護しながら磨いてあげましょう。
歯ブラシが痛いと思うと、「歯ブラシをやりたくない」という気持ちが強くなり、習慣化が難しくなります。
なるべく痛くならないように、工夫して歯磨きしてみてください。
6:歯磨き後は全力で褒める
歯磨きが終わったら、全力で褒めてあげましょう。
「歯磨き頑張ったね!すごいじゃん!」という褒め方でもいいのですが
「歯磨きしてスッキリしたね。気持ちいいね!」というような言い方がオススメです。
歯磨きをすると気持ちいい、ということを覚えていくと、自分から歯磨きをしようという気持ちになります。
7:歯磨きの大切さを伝える
言葉がわかる年齢になってきたら、歯磨きの大切さを、定期的に伝えていくことも大切です。
「歯磨きをしないと、虫歯になって歯が痛くなってしまう」
「歯は一度生え変わるけど、その後は一生同じ歯を使うので、大事にしよう」
などを伝えていきたいですね。
ただし、歯磨き中や歯磨き前に、長々と伝えるのはあまり良くありません。
遊びの中や、楽しい雰囲気で伝えていくことが効果的です。
歯磨きの絵本や動画などを活用して、親も子も楽しみながら伝えていくことがオススメです。
年齢ごとに効果のあった具体的な歯磨き対策
![年齢ごとに効果のあった具体的な対策](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo11-1-800x531.jpg)
習慣化するまでは、イヤイヤ対策が大変ですよね。
また、一度習慣化しても、子どもの成長や発達によって、習慣がリセットする可能性もあります。
個人差はありますが、早ければイヤイヤ期は1歳過ぎから始まります。
2歳半頃にピークを迎え、3歳をすぎると少し落ち着いてくることが多いです。
年齢ごとに成長や発達の段階があります。
成長や発達の段階を知ると、具体的な対策も取りやすくなるので、併せて紹介していきます。
1歳頃の成長と発達
![1歳頃の成長と発達から見えてくる、具体的な対策とは?](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo14-1-800x530.jpg)
歩き始める頃で、目が離せなくなる頃です。
「わんわん」「まんま」など、意味のある言葉を話し始める子もいるでしょう。
行動範囲が広がり、あっちに行きたい、触ってみたいなど、好奇心も旺盛になっていきます。
自我も芽生え、自分でやりたいという気持ちが出始めます。
でも、手はまだ上手に動かせません。
言葉で自分の気持ちを言うこともできません。
そんな1歳児、どう対策していけばいいのでしょう?
1歳頃の具体的な歯磨き対策
好奇心が旺盛になっていくので、ハンドミラーが有効です!
鏡に映っている自分や、歯ブラシが動く様子を興味津々で見てくれる可能性があります。
子ども用のハンドミラーであれば、持ちやすい形状をしているので、1歳児でも持つことができます。
自分でできなくて癇癪を起こす、ということも少ないでしょう。
また、言葉も徐々に覚えてくる時期なので、歯磨きの歌を全力で歌うこともオススメです。
歯磨きが楽しいことなんだと思ってもらえるようになると、習慣化もしやすくなります。
2歳頃の成長と発達
![2歳頃の成長と発達から見えてくる、具体的な対策とは?](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo13-1-800x581.jpg)
2歳になると、絵本のページをめくる事ができたり、道具を使ったり、手先が器用になってきます。
また、四角い石を電車に見立てて遊ぶなど、見立て遊びができるようになる子もいるでしょう。
「あっち いく」「おみず のむ」など、2語文を話すこともできるようになってきます。
自己主張ができるようになり、「自分で!自分で!」と、自分でやりたがります。
自分の思うようにいないと、かんしゃくを起こすことも、まだまだあります。
そんな2歳児、どう対策していけばいいのでしょう?
2歳頃の具体的な歯磨き対策
手先も器用になってきているので、まずは自分で磨いてもらいます。
しかし、親が仕上げ磨きをするのを嫌がる場合が多々あります。
そんな時には、「親の仕上げ磨きをやってもらう」ことが有効です。
「〇〇ちゃんが、ママの歯を磨いてね。ママは、〇〇ちゃんの歯を磨くね」
と言って、向かい合ってお互いの仕上げ磨きをすると、喜んでやってくれるでしょう。
また、見立て遊びができるようになってくるので、歯ブラシを何かに見立てるのも効果的です。
歯ブラシを持ちながら、「あ!飛行機だ!ブーン!〇〇ちゃんのお口に着陸しまーす!」
などと言いながら口の中に歯ブラシを入れると、笑いながら受け入れてくれるでしょう。
3歳頃の成長と発達
![3歳頃の成長と発達から見えてくる、具体的な対策とは?](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo17-800x534.jpg)
3歳になると、ハサミを使ったり、ボタンのかけ外しができるなど、複雑な手の動きができるようになります。
また、ごっこ遊びもできるようになってきます。
言葉も、「お腹すいたから、ご飯食べようかな」と言ったように、複雑な文章が喋れるようになります。
日常会話がほぼ可能になり、かんしゃくを起こすことは減ってくるでしょう。
自分で決めて、最後までやり通したいと言う思いが強くなってきます。
そんな3歳児、どう対策していけばいいのでしょう?
3歳頃の具体的な歯磨き対策
自分で決めたことをやり通したい時期なので、歯磨きのタイミングを一緒に決めることが有効です。
お風呂に入る、歯磨きをする、絵本を読む、お布団に入る、と言ったように、夜やることの流れを話し合って決めましょう。
すると、自分で決めたことなので、やってくれるようになります。
また、ごっこ遊びができるようになってくるので、歯磨き屋さんを開店するなども効果的です。
「歯磨き屋さんでーす!お客さんはいませんかー?」などと言うと、「いまーす!」と言って駆け寄ってきます。
「お口開けてくださーい。あ、たくさん歯が生えてますねー!素敵な歯ですねー」
などと言いながら、歯を磨いてあげると、お客さんになりきって磨かせてくれることでしょう。
イヤイヤ期の歯磨きの注意点
![イヤイヤ期の歯磨きの注意点](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo8-2-800x534.jpg)
イヤイヤ期の歯磨き、本当に大変です。
ただ、そんな中でも、これだけは注意して欲しいという点が2つあります。
少しでもいいので毎日歯磨きをする
歯磨きのポイントは、習慣化することです。
今日は疲れている、子どもの機嫌が悪い、など、歯磨きをしたくない日があることは、とてもよくわかります。
でも、歯磨きを習慣化して今後を楽にするために、短時間でもいいので毎日歯磨きをしてください。
歯医者さんを悪者にしない
「歯磨きしないと、虫歯になって歯医者さん行くんだよ?イタイイタイだよ?」
歯磨きをしないと虫歯になって大変、ということを伝えたくて言ったことありませんか?
しかし、「歯医者さん=怖いところ」と言うイメージがついてしまうので、やめた方がいいです。
いざ本当に虫歯になった時に、歯医者さんで大号泣し大変なことになります・・・。
まとめ
![イヤイヤ期の歯磨き対策まとめ](https://selife.jp/wp-content/uploads/2024/04/photo4-1-800x530.jpg)
今回の記事では、イヤイヤ期の歯磨きの対策として、歯磨きを習慣化するポイントを7つご紹介しました!
また、年齢に合わせた具体的な対策もご紹介しました。
イヤイヤ期の歯磨き、本当に大変です。
でも、習慣化ができれば、徐々に楽になっていきます。
挫けずに、毎日コツコツ続けて、健康な歯を保っていきましょう。
全ての人が、笑顔でご飯を食べられる毎日になりますように。
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